種からの育て方(種まき、育苗、水やり、間引き、鉢上げなど)

さらに、下記に種まき関するよくある疑問をまとめております。

 

より詳しく知りたい方はご参考になさって下さい。

 

Q1.
種まき後、ポットはどこに置けばいいですか?

 

A.
育てる植物によって異なりますので一概には言えませんが、一般例を挙げます。

 

風通しが良い場所で、発芽に光が必要な植物(好光性種子)であれば、日光がよく当たる場所で育てます。

 

逆に光を嫌う植物(嫌光性種子)であれば日陰で育てます。

 

Q2.
種まきした後、水やりはいつしたらいいですか?

 

A.
少なくとも私は、種まきしたらすぐに水やりをしています。

 

その後は発芽するまで、3〜4日ごとに土の状態を見て、少し乾いている感じがしたら定期的に水やりをしています。

 

発芽後は、土の表面が乾いていたら水やりしています。

 

Q3.
種まきの向きはどうすればいいですか?

 

A.
個人的には、どちらから根が生えてくる分かるものは根が生えてくる方向を下にして蒔いてますが、分からないものについては特に気にせずに横にして蒔いています。

 

Q4.
種まきの時期を分けるメリットは何ですか?

 

A.
種まきの時期を複数回に分けるという意味であれば、その分収穫期間を長くできます。

 

Q5..
種まきした種を保存するにはどうしたらいいですか?

 

A.
種をよく乾燥させてから封筒のような紙製の袋に入れます。

 

そして冷蔵庫のような暗く、乾燥し、低温の場所で保管すると発芽率が下がりにくくなります。

 

Q6.
種まきの覆土の量はどのくらいですか?

 

A.
個人的にヒマワリなどの嫌光性種子以外の場合、見た目で5mm程度にしています。

 

嫌光性種子の場合は1cm程度にしています。

 

しかし私は最近ではそういったことを気にせずに、どれも1cmぐらい覆土していますが好光性種子でも発芽しています。

 

なので、あまり気にしなくてもいいかもしれません。

 

Q7.
種まきは何粒ずつしたらいいですか?

 

A.
何粒ずつというのは種まきする植物によって異なりますので、一概には言えません。

 

参考までに私個人の目安を挙げます。

 

スイカやトウモロコシの種のようにある程度サイズがあり、指で1粒ずつ握れるものについては1つのポットに4粒か5粒蒔いています。

 

逆に、バジルやケイトウなど種が細かすぎて1粒ずつ握れないものは、土の表面に粉を蒔くような感じで蒔いて、種同士が極力重ならないようで手で平らにするという形でしています。

 

Q8.
種まき前に水に浸けるとどうなりますか?

 

A.
植物によっては発芽率が上がるものがあります。

 

ゴーヤ、ヘビウリなどです。

 

しかし個人的に、「ヘビウリ」は水に浸けた方だけが全く発芽しなかった経験があります。

 

Q9.
種まきから発芽まで、何日くらいかかりますか?

 

A.
育てる植物によって異なりますので一概には言えません。

 

早いものだと数日とか1週間程度で発芽するものもありますし、長いものだと1か月とか2か月、もっとかかるものもあります。

 

Q10.
種まきの土は何がいいですか?

 

A.
種まき用の培養土がホームセンターなどで販売されておりますので、そういったものを使うのがおススメです。

 

私はこちらを使っています。
種からの育て方(種まき、育苗、水やり、間引き、鉢上げなど)
Q11.
種まき(播種)後の育苗期間(鉢植えや地植えにするまでの期間)はどれぐらいですか?

 

A.
育苗期間は育てる植物によって異なりますので、一概には言えません。

 

発芽するのが早いものだとその分、育苗期間が短いものもあります。

 

逆に、発芽しても生育が遅いものだと長いものもあります。

 

私はこれまでに色んな野菜や花を種から育ててきましたが、1〜2週間ぐらいで発芽するものが大半だったと感じています。

 

Q12.
「播種する」とは「種をまく」という意味ですか?

 

A.
はい。そうです。
「播種する」は、種をまくという意味です。

 

一般的に言う「播種」と「種まき」は同じイメージです。

 

Q13.
播種する時に土をかぶせる理由は何ですか?

 

A.
・水やりをしたり雨が降った時に種がポットの外に流出するのを防ぐため
・種が乾燥してしまうのを防ぐため
・嫌光性種子(日光に当てない方が発芽しやすくなる性質を持つ種)の場合は、発芽率を上げるため
といった理由です。

 

Q14.
播種するまで、種を冷蔵庫で保管しておくと発芽率の低下を抑えれますか?

 

A.
はい。冷蔵庫で保管すると発芽率の低下を抑えれます。

 

私も種を購入した場合、種まきするまですぐに冷蔵庫に入れています。

 

Q15.
鉢上げする理由や目的は何ですか?

 

A.
鉢上げするまでは育苗ポットで育てることが多いですが、そのままでは植物が生育するために必要な根を張るのに十分なスペースがありません。

 

そこで、植物の生育促進のために鉢上げします。

 

Q16.
鉢上げと鉢替えの違いは何ですか?

 

A.
「鉢上げ」は、育苗ポットで種から育てた苗を鉢植えや地植えにする時に使います。

 

「鉢替え」は、既に植木鉢で育てていた植物を、根詰まりとか背丈が鉢のサイズに対して大きくなったなどの理由で、他の植木鉢に植え替える時に使います。

 

Q17.
鉢上げのタイミングは本葉何枚ですか?

 

A.
本葉の数がいくらかは、育てる植物によって異なるので一概には言えません。

 

個人的に野菜の場合、本葉5枚ぐらいが鉢上げするタイミングになっているものが多い感じがします。

 

「ナスビ 育て方」、「スイカ 育て方」といった感じで、自分が育てたい野菜などを調べてみましょう。

 

すると、「本葉●枚が鉢上げの目安です」といった感じで掲載されているサイトがあります。

 

Q18.
鉢上げ後の水やりはどうすればいいですか?

 

A.
個人的には、鉢上げ後すぐに水を与えて問題ないと思います。

 

私も基本的には野菜でも花の苗でも、鉢上げして植木鉢などに植え付けたらすぐに水やりしています。

 

Q19.
鉢上げまでに間引きしますか?

 

A.
はい。鉢上げする前にポット内の芽が多ければ、定期的に不要な芽を間引きします。

 

特に、野菜やハーブ、花などの苗でする場合が多いです。

 

Q20.
育苗中に発芽不良の芽がある場合、どうしますか?

 

A.
発芽不良の芽は見つけ次第、手で他の芽まで抜けないように注意しながらそっと抜くと良いでしょう。

 

Q21.
育苗で肥料焼けすることはありますか?

 

A.
種を蒔いた土に自分で肥料を入れた場合、その量が多いと芽が肥料焼けする場合があります。

 

ホームセンターに行くと「種まき用の培養土」というものが販売されております。

 

私が使っているものは肥料が入っていますが、こちらを使用して肥料焼けしたことはありません。

 

あるいは、肥料を与えたい場合は自分で与えるのではなく、最初から肥料が入っている育苗用の培養土を使用すると良いでしょう。

 

こういったものは種まきに対して適量が入っていはずです。

 

Q22.
ポットで育苗するメリットは何ですか?

 

A.
連結セルトレイと比べて、植え付けるときに植え穴から苗の根鉢を崩さずに出しやすい点です。

 

植え穴から出す時に連結セルトレイだと1穴ずつ逆さまにしようとすると、他の植穴から苗が出てしまうのでできません。

 

しかし、ポリポットだと1個ずつ逆さまして植えつけれます。

 

Q23.
育苗して発芽した芽を徒長させないためには、どんな置き場所で育てればいいですか?

 

A.
発芽した芽を徒長させないためには、育苗箱や種を蒔いたポットなどを十分に日光が当たる場所に置くことです。

 

Q24.
育苗に適した温度はどれぐらいですか?

 

A.
植物によって発芽させるのに必要な温度や、生育適温は異なるので一概には言えません。

 

一般的には15度〜20度以上とされているものが多い傾向にあります。

 

私は厳密に温度を計ったことはありませんが、日中の温度が概ね15度以上の日が多くなったら種袋の「発芽適温」に20度と書かれていないものについては種蒔きしています。

 

20度とあるものは5月の初旬に種蒔きしています。

 

私のところでは概ね4月下旬だと15度、5月になると20度を超える日が少しずつ多くなってくるので。

 

逆に真夏や真冬に種まきをして発芽しても、温度的に育苗に適した植物は少ないと思います。

 

Q25.
育苗箱の換気はした方がいいですか?

 

A.
蓋付きの育苗箱を使っている場合、ずっと蓋をしていると根腐れしてしまったり、中が高温になって枯れてしまう場合があるので定期的に換気した方が良いでしょう。

 

私も蓋付きのものを使用しておりますが、蓋をするのは中のポットの大半が発芽するまでにしています。

 

大半のポットが発芽したら蓋を取っています。

 

私もずっと蓋をして中が高温と湿り過ぎで枯れてしまったことがあります。

 

ただし、注意点があります。

 

豆類に多いのですが種を鳥に食べられやすいものについては、鳥が入ってこれない場所に置くとか、鳥よけネットで覆うなどの工夫をした方がいいと思います。

 

Q26.
育苗に必要なものは何ですか?

 

A.
私が主に使用しているものを挙げます。

 

1.育苗ケース
2.黒いビニールポット
3.水やりに使うジョウロ、シャワー付きのホースなど
4.種
5.どのポットにどの種を蒔いたかが分かるように付ける札
です。

 

Q27.
育苗中に水やりしすぎるとどうなりますか?

 

A.
私もありますが、常に土が湿っている状態になって土の表面に緑色のコケが生えたり、発芽しても根腐れして枯れてしまったりします。

 

Q28.
育苗は難しいですか?

 

A.
私も種から育てたことがなかった時は「種から育てるのは難しそう」と思っていました。

 

しかし、ネットで色んな野菜や花の種からの育て方を調べて実践し、どの植物でも育て方はある程度共通していることが分かり、それほど難しくないことを実感できました。

 

育苗に興味がある場合、ぜひチャレンジしてみてください。

 

Q29.
育苗箱とは何ですか?

 

A.
育苗箱というのは、蒔いた種を発芽させて植え付けまで育てる箱です。

 

私が使っているのはこちらです。
(フタと黒いケースはそれぞれ別売りです)
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Q30.
ポリポットに種をまく場合、どんなまき方がありますか?

 

A.
種の蒔き方は主に点蒔き、筋蒔きなどがあります。

 

詳細はこちら(ここにリンク)をご覧ください。

 

Q31.
間引きした芽を、また植えても育てれますか?

 

A.
間引きした芽を別の場所やポットにまた植えるというのであれば、繁殖力の強い植物の場合は育てれる場合があると思います。

 

私はしたことがないので分かりませんが。

 

Q32.
野菜苗の間引きはもったいない感じがするんですが、何のために必要ですか?

 

A.
はい。一つのポットに芽がいっぱい生えたままだと、どの芽も根があまり張れなくて結局どれも育たなくなります。

 

もったいないと思っても間引きは原則必要です。

 

Q33.
間引きは何本残すといいですか?

 

A.
何本残すかはその植物によって異なるので一概には言えません。

 

参考までに、私の方法を挙げてみます。

 

こちらの方法は完全に自己流ですが、まず、芽がいっぱい生えたと思ったらその中で良い芽を2つだけ残します。

 

その後、その2つの芽がある程度育ってきたらどちらか良い芽を1つだけ残しています。

 

このように2回に分けてしています。

 

Q34.
野菜の芽で間引きしたものは食べられますか?

 

A.
何でも食べられるわけではありませんが、葉物野菜の場合は、間引きした芽でも食べれるものが多い傾向にあります。

 

Q35.
間引きする時に芽と芽の間隔はどれぐらい空ければいいですか?

 

A.
育てる植物によって異なりますので、一概には言えません。

 

Q36.
間引きする時は芽を「抜く」、「切る」どちらがいいでしょうか?

 

A.
抜くか切るかは、個人的には抜く方がおススメです。

 

切った場合、根元から切ってもまた生えてくる場合がありますし、枯れたとしても残った茎や根が腐って病気の原因になるかもしれないからです。

 

手で軽く引っ張っても抜けない場合や、抜けそうでも他の残したい芽まで抜けてしまいそうなぐらい密集している時だけハサミで切るようにしています。

 

Q37.
間引きした芽は捨てますか?

 

A.
はい。私も間引きした芽は捨てています。

 

Q39.
ビニールポットはホームセンターのどこに売ってますか?

 

A.
ホームセンターの園芸コーナーや、農業用資材のコーナーで販売されていることが多いです。

 

100均ショップでも観葉植物や土を販売しているお店もあるので、そういった所にも販売されているかもしれません。